2014.11.13 出された瞬間イラッとくる指示3つ更新。

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不測の事態と責任の所在


仕事をするときに必ずついてくるのが「責任の所在」です。
その職場によって、かなり末端の社員であっても行動の一つずつにきちんと責任をとらせる場所がある一方で、役付きや勤務年数がかなり長い人にも個人としての責任をとらせないようにしているという場所もあります。
普段通りの仕事をしていれば責任について考える機会はあまりありませんが、ひとたび何らかのトラブルが起きたときには、それがどうして起きたのかや、誰が対応をしていくべきかを考えなくてはいけません。
仕事に限らず人が行動によって起こった結果にはとるべき責任が生じるものですが、その本人がかぶるべき責任の範囲はどこまでかについて考えてみます。
不測の事態が起きたら責任はチャラ

ごく普通に日常生活をしている人であれば、自分の行動によって対象となる人やモノに変化が起きたとしたら、それ相応の責任をとる必要があります。
人を殴って怪我をしたら、その人に謝ったり怪我の治療費を支払わないといけません。
不注意で失火をしてしまい、それで他人の住宅が焼失してしまったらその分の補償をしないといけません。
仕事においても何か自分がしたことでミスが発覚したら、その後始末は自分でするというのが社会人としての常識ではないでしょうか。
ただし例えば自分の失火によって隣家が焼失したとしても、そのあと消失した空き地にホームレスが住み着いてしまったとか、人を殴って怪我をさせたけれどそれを見ていた子供が別の人を真似して殴ったといった、起きた結果によって引き起こされた別の結果までは本人の責任とはいえないでしょう。

しかし何事をするにしても、自分の力だけではどうしようもないことというのは起こります。
例えば、どうしても納期に間に合わせないといけない製品があって、寝ずにそれを仕上げたとしてもその発送を委託した業者が突然倒産をしてしまったり、メールをしようとしたら通信会社が大規模ハッキングにあって全くインターネットができなくなってしまっていたなんてこともありえるわけです。
そうしたごく一般常識的に考えてその人のせいではないと思える場合には、基本的にはその結果として起こってしまったトラブルについて、本人へ責任が帰結するということはないようです。
(中にはそれでも責任を押し付けてくる人もいないわけではないですが)。
ただし、その不測の事態が例えば自分のパソコンが壊れただけであったり、数日前から一部地域で天候が崩れていて発送を委託しても運送業者が通常の日付以内に届けることができないだろうことが簡単に予想できていたときは本人にも責任があります。
もっとも予測できることである時点で「不測の事態」とは呼べないですか。

ここからが本題なのですが、それでは不測の事態が起こったならそのあとの本人の行動は全部チャラになってしまうのかということです。
私自身の経験でいくと、かつて東日本大震災が起きた時、そのちょうどわずか前に某SBの携帯電話を会社の用事で注文していたのですが、配送予定期日を過ぎても一向に届いてくる気配がありませんでした。
それで何度か注文したショップに電話をしたのですが、配送センターがやられて~とか、他のセンターもそのしわ寄せでパンク状態で~とか、いろいろと言い訳をされていたのでまあそういうものなのかとしばらくは我慢していました。
ですがそのあと数週間が経過していい加減こちらの業務に支障が出始めてきたので少し強い口調で問いただしたものの、今度は担当者が不在で~とか、問い合わせをしているのだけど現地から返信がなく~とかまた別の言い訳をしだすわけです。
これはおかしいと思い、今度は某SNSにその対応はおかしいのでは?と記事を上げたところ、わずか数日で配送されてきました。
勝手な予想ですが、多分災害にかこつけて処理を後回しにしていたような雰囲気があります。
某SBだけでなく、震災後にはかなり多くの取引先がその災害を理由に納期遅れやクレーム対応をしてくれてました。

考えるのが、仕事における責任というのは不測の事態が起きたからといってチャラにできるものなのかということです。
不測の事態に限らず「魔が差した」「他の業務が忙しすぎた」「他人に妨害をされた」など、まるで本人のせいではないのだから責任はないとでも言いたそうが言い訳というのは世の中では結構通用していたりします。
もちろんその不測の事態とやらが本当に本人の力では避けられないものであるなら仕方ないかもしれませんが(実際、震災で工場ごと流されてしまった人に通常納期で納品しろと言っても絶対に無理です)、かといってその想定外のことが起きたのだからその後何をしても全部責任がなくなるというのは、ちょっと理屈としておかしいような気がします。

不足の事態が起きたとき責任がチャラになるのは、その不足の事態によって物理的に遂行不可能な被害を受けているときだけであって、そのあとに行った行為と結果についてはやはり本人に責任が帰結するものと考えた方がよいのではないかと思うのです。

そんなふうに仕事における責任の所在について考えていたら、ものすごい動画を見つけてしまったので紹介しますね。

大したものですね。
えーと、言い訳の根拠は

・天災による被害はどうしようもないことなのだから、人のせいにするのは筋違い
・前回も同じようなことがあったのだし、責められるのは心外
・努力してるんだから認めろ

ということですか。
誰も不測の事態が起こったことそのものはせめてないと思うんですがね。
そのあとの行動がよくないから責任取れっていってるんじゃないですか?
早く消えろ。

正直であるということと、人柄がよいということは一致しないということを身をもって教えてくれたよい例ですね。さすが人の上に立つ人は違います。

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