2014.11.13 出された瞬間イラッとくる指示3つ更新。

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人材、人罪、人在、人財の考え方


初出はよくわかりませんが、人材関連のビジネス書やコラムを見ていると必ずと言っていいほどこの「人材」「人罪」「人在」「人財」の分類が登場してきます。
仕事に関する姿勢としてその人の価値をうまく表現したものですが、そこから組織内で「人財」と呼ばれるような活躍をするにはどうすればいいかを考えてみます。
「じんざい」4分類~ 人材・人罪・人在・人財

  • 人材・・・実績はないけど成長が期待できる人。普通の人。
  • 人罪・・・実績もないし、成長も期待できない人。企業的にはお荷物。
  • 人在・・・実績はあるけど、それ以上の成長が見込めない人。
  • 人財・・・実績もあり、成長が期待できる人。企業的に欲しがられる人。

この4分類と並行してよく使われるのが組織の「2:6:2」の法則です。
働きバチや働きアリなどの集団を観察していると、全体の約2割の個体は非常によく働き、6割はふつうに働き、2割はサボったり適当に働いていることがわかるというもの。
おもしろいのが、そのうちダメな2割を強制的に取り除くと、残った個体の中でまた「2:6:2」になるように仕事ぶりが変化してゆくというのです。
人間の組織でもこの法則はかなり当てはまるという研究結果があります。

所属することになった学校・会社・組合などの組織の中に、どうしてこの人が?というほど素晴らしく優秀な人や、反対に箸にも棒にもかからないようなおかしな人がいた、という経験はないでしょうか。そういう人たちは個人の資質もさながら、その「2:6:2」の法則に巻き込まれてしまったがために組織内でそのような役割を担わされてしまうことになっているとも考えられます。そこが偏差値90超の難関校であっても、反社会的なチンピラ集団であっても同じです。

話を「じんざい」4分類に戻します。
この「2:6:2」と合わせて考えると、優秀な2割が「人財」、普通の6割を当分して3割ずつが「人在」と「人材」、ダメな2割が「人罪」ということになります。

経営者的にはその邪魔な「2割」は言ってみれば人員整理の対象になっているわけで、少し業績が傾いたりトラブルがあったりしたときにはまずこのエリアにいる人が切られます。
しかし先のハチやアリの実験から推測すると、ダメな2割がいなくなるとその穴を埋めるべく他3エリアにいた人が自然とランクを落としてそこへ入り込んでくることとなります。

その場合もっとも「人罪」に変化する可能性が高いのは「人在」のエリアです。
具体的には過去にすごい契約をいくつもとったが今はぱっとしない営業マンや、古い機械だけを完璧に使いこなすものの新しい技術には触ろうともしないベテラン工員なんかがあてはまります。
周囲が過去の実績を尊重してそういう人のプライドを守ってあげているうちはいいのですが、いよいよ状況が切羽詰まってきて周りが自分のプライドよりも新規の状況を大事にし始めたと悟ったとき、周囲の成長を妨害するような行為を選ぶことがあります。持っていた実績が意味をなさないと周囲に思われたとき、それが「人罪」へとランクダウンとなる瞬間です。

また「人材」とされていた人でも、期待されていた成長を果たすべくしていた頑張りが惜しくも結果に結びつかないことが続いて気持ちが折れると、やっていた頑張りを放棄して他人の足を引っ張るようになったりします。それもまた「人罪」となるパターンです。

そうして「人在」「人材」の人数が減ると、今度はその分を「人財」が埋めに入ります。ですがすでに作った実績は同じ組織内で減るということはないので、「人財」が変わる可能性があるのは「人在」だけということになります。

そのように考えると、「人材」に関しては自動的には増えないことになります。
補充されるとしたらそれは外部から新しく増員されるという手段しかありません。(もしかしたら「人罪」が突然変異を起こすことがあるかもしれませんが)。

数字のつり合いで考えたとき、誰であっても組織に入った最初の段階は必ず「人材」に分類されることになります。
たとえよい学校を出ていたり転職時においしい人脈を持ってきた人であっても、スタート地点だけで見ればそれはやっぱり「人材」です。その後組織内でどこに欠員が出るかによって、その「人材」はどこかに割り振られていくことになります。

こう書くと、新しく参入する組織の中で個人が成長するかどうかは、先に用意された環境によって左右されてしまうように思うかもしれません。
ですが参入する人に最初からものすごく力があれば、むしろその人がどこに入っていくかによって周囲の人の方が逆に影響を受けていってしまう、ということだって考えられます。

結論として言いたいのは、新しく誰かが組織・集団に入ってくる場合、既にどこかのエリアにいる自分には関係ないと思っていたとしても、必ず何らかの影響は及ばされることになるということです。
それは自分自身にとってのランクアップの機会かもしれないし、それまで順調であったはずの立ち位置が突然バランスを崩してしまうきっかけにもなるかもしれません。

今いる場所で活躍をしたいと思ったら、そのために努力をするのはもちろん必要です。
だけども今自分の所属している組織では自分は「2:6:2」のどこにいて、新しく人員に変化があったとき自分はどこに移動する可能性が高くなるかということを考えると、またしなければいけない努力の質というのも変わってくると思います。

ときにはあまり自分一人の能力を過信せず・侮らず、こうした抗いがたい不思議な人間の性質から逆算して今の自分を見つめなおすというのもよいのではないでしょうか。

もし今自分がいる組織で活躍をしたいと思ったら、今社内(組織)にいる人の「じんざい」エリアを分析し、そのバランスを崩すようにしてみるとよいと思います。

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